【無料型紙付き】オイルランタンのカスタム!レザークラフトで作るエプロンとハンドルカバーの手順と必要な道具
2024.08.27更新
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揺らめく優しい炎が魅力的なオイルランタン。
今回は、デイツとフュアハンドのオイルランタンのためのレザークラフト型紙を使用して、オリジナルのタンクエプロンとハンドルカバーを作成しました。
型紙は無料で公開中です。
作り方や道具紹介もしているので、是非御覧ください。
ご不明な点があれば僕のInstagram(@takashi_campdinner)までDMください。
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【無料型紙ダウンロード】デイツとフュアハンド用のタンクエプロン&ハンドルカバー
デイツとフュアハンド用に作ったレザーのエプロンとカバーの型紙を公開します。
印刷後はPDFデータ右下の寸法が1cm毎になっているか確認してください。
寸法に問題なければ厚紙にのりで貼ってから切り出してください。
これで型紙の準備は完了です。
以下より無料でダウンロードできます。
型紙には、「ハンドルの長さ2パターン」と「エプロンのデザインを3パターン」を用意しています。
自分好みの長さやデザインをご利用ください。
型紙の利用条件や制約について
型紙のダウンロードは無料です。型紙の販売は禁止されているためご注意ください。
ダウンロードした型紙を用いて作成した革製品の販売は、個人であればライセンス不要です。
【道具と材料】
以下は、必要な道具と材料です。
実際に使っている道具と材料をリンクにしているので活用ください。
- 菱ギリ(協進エル 極上菱錐 細目)
- 丸ギリ(クラフト社 丸ギリ)
- 革包丁(秀次(碧極上))
- 縫い針(クラフト社 手縫い針 細)
- レザークラフト用の糸(ビニモ(MBT)orシニュー糸)
- 革 厚さ1~1.5mmほど(イタリアンレザー REVRSO)
- カッターマット(切られ役 A3サイズ)
- コルク(協進エル コルクボード)
- コンパスカッター(オルファ ラッチェットコンパスカッター)
- コバ磨き剤(トコノールorCMC)
- コバ磨き用の布(帆布やTシャツの切れ端)
- 紙やすり400番台(耐水ペーパー#400)
- ヘリ落とし(KSへりおとし#1or#2)
- ボンド(SEIWA 皮革用 強力ボンド)
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【作成手順】レザークラフトでオイルランタン用ハンドルカバー
事前にハンドルカバーの型紙をご用意ください。
以下、作成の手順になります。
- 型紙を革にけがく
- 穴あけガイドを丸ギリで目打ちする
- 革を切り出して菱ギリで穴あけ
- 革の端っこだけコバを磨く
- ランタンのハンドルに巻いて平縫い
- 縫い合わせた革のコバを磨く
以下より画像付きで手順をご紹介します。
1.型紙を革にけがく
革に型紙を置いて、丸切りでけがきます。
エプロンは2枚分をけがいてください。
後で2枚を貼り合わせます。
2.穴あけガイドを丸ギリで目打ちする
3.革を切り出して菱ギリで穴あけ
効率よく穴あけをするなら、半分に折った状態で穴を開ける方法があります。
上記の場合には、両面テープで仮止めした状態で穴あけを行なってください。
4.革の端っこだけコバを磨く
400番の紙やすりでコバをやすりがけして、ヘリ落とし(KSへりおとし#1or#2)で整える。
その後はコバ磨きを行う。
巻いてからだと作業しづらいので事前に両端だけコバを磨いておく。
5.ランタンのハンドルに巻いて平縫い
事前に革を濡らしてから作業してください。
途中でハンドルカバーの中心が取れているか確認する。
縫い合わせ部分がズレている場合には、はみ出た革をよく研いだ革包丁で削る。
6.縫い合わせた革のコバを磨く
コバ磨き剤(トコノールorCMC)で気が済むまで磨いたら完成。
2~3回磨くとコバにツヤが出てきます。
革の種類によっては、コバ磨きができない場合があるのでご注意ください。
【作成手順】レザークラフトでオイルランタン用タンクエプロン
事前にタンクエプロンの型紙をご用意ください。
以下、作成の手順になります。
- 型紙を革にけがく
- 1枚の革だけ穴あけガイドを丸ギリで目打ちする
- 2枚の革を切り出す
- 2枚の革をボンドで張り合わせる
- 目打ちした穴あけガイドを菱ギリで穴をあける
- コンパスカッターで穴を開ける
- 平縫いをする
- やすりがけ後にヘリ落とし
- コバを磨く
- 気が済むまでコバを磨いたら完成
以下より画像付きで手順をご紹介します。
1.型紙を革にけがく
2.1枚の革だけ穴あけガイドを丸ギリで目打ちする
エプロン用にけがいた革2枚の内、1枚だけ穴あけガイドに合わせて丸ギリで目打ちします。
3.2枚の革を切り出す
革包丁やカッターで切り出してください。
カッターを使う場合には、刃がブレないもの(グランツカッター)がおすすめです。
4.2枚の革をボンドで張り合わせる
革の床面を荒らしてからボンドで貼り合わせます。
「NTドレッサー中目」を使うと荒らし作業が楽にできます。
5.目打ちした穴あけガイドを菱ギリで穴をあける
事前に菱ギリ(協進エル 極上菱錐 細目)の刃はよく研いだ状態にしておきましょう。
刃を研ぐことで貫通力が増し、穴も綺麗な状態になります。
画像では全て菱ギリで穴あけをしていますが、頂点の4箇所は丸ギリを使うと縫い穴が目立ちません。
6.コンパスカッターで穴を開ける
コンパスカッターは固定して、革を回して切ると失敗が少なくなります。
切った断面が荒れた場合には、紙やすりで整えてください。
「オルファ ラチェットコンパスカッター」が作業しやすくておすすめです。
切り出す円のサイズは、直径22〜24mmほどです。
穴あけポンチを使うとさらに綺麗に穴あけ出来ます。
7.平縫いをする
レザークラフト用の糸(ビニモ(MBT)orシニュー糸)で平縫いをします。
糸の長さは縫う距離の4倍ほど用意しておけば十分足ります。
8.やすりがけ後にへり落とし
革のコバ(側面)を400番の紙やすりでで整えます。
やすりがけ後は、ヘリ落とし(KSへりおとし#1or#2)でコバに丸みを持たせます。
9.コバを磨く
コバ磨き剤(トコノールorCMC)をコバ面に塗って、帆布で磨きます。
コバを触ってざらつきが気になる場合には、再度400番の紙やすりで整えます。
この時紙やすりは一定方向にやすりがけしてください。
やすりがけ後は、再度コバ磨き剤(トコノールorCMC)を塗って、帆布で磨きます。
10.気が済むまでコバを磨いたら完成
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無料で使えるレザークラフト専用CADソフト「Leathercraft CAD」
型紙は「Leathercraft CAD」を使用して作成しています。
レザークラフトに特化した機能が盛りだくさんで、型紙作成が捗ります。
例えば「自動目打ち機能」は、選択したA~B地点までを希望のピッチで目打ちしてくれます。この機能の凄いところは、希望のピッチで収まるように自動で幅の微調整をしてくれるところです。
CADソフトは、LuthierTNさんのホームページで無料ダウンロードが可能です。WindowsとMacどちらのパソコンでも使用できます。
以下、LuthierTNさんのホームページです。