FEUERHANDとDIETZを比較|約6年使って分かった定番オイルランタンの違い

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FEUERHANDとDIETZを比較|約6年使って分かった定番オイルランタンの違い

キャンプ用のオイルランタンを探していると、候補に挙がりやすいのが「FEUERHAND(フュアハンド)」と「DIETZ(デイツ)」です。

どちらも昔ながらのハリケーンランタンを代表するブランド。見た目も構造もよく似ているため、「結局どちらを選べばいいの?」と迷う人も多いと思います。

私が最初に購入したのは、FEUERHAND Baby Special 276(ベイビースペシャル276)のジンク。購入したのは約6年前です。

その後DIETZも購入し、こちらも約3年使っています。

現在はどちらか一方だけを使うのではなく、その日の気分で使い分けています。キャンプには2台とも持って行くことも多く、シェードや自作したレザーのランタンエプロンを付けて楽しんでいます。

この記事では、FEUERHANDとDIETZの基本性能だけでなく、実際に長く使って感じた違いや経年変化、メンテナンス、失敗談まで紹介します。

FEUERHANDとDIETZ、結局どちらを選べばいい?

アリス
アリス

FEUERHANDとDIETZってよく似ていますよね。初心者ならどちらを選べばいいんですか?

タカシ
タカシ

性能だけで決めなくても大丈夫。実際に両方使っているけど、今でも気分で使い分けているよ。2台ともキャンプへ持って行くことも多いんだよね。


今回比較するFEUERHAND Baby Special 276とDIETZ D78は、大きさやタンク容量、燃焼時間がよく似ています。

そのため、スペックだけを比較して「こちらの方が優れている」と決めるのは難しい2台です。

そもそもオイルランタンは、明るさや便利さだけを求めるならLEDランタンにかないません。

それでも使いたくなるのは、炎の揺らぎやランタンそのものの雰囲気、使いながら変化していく道具としての楽しさがあるからです。

FEUERHANDとDIETZで迷ったら、基本性能や価格を確認したうえで、

「自分がキャンプで使いたいと思えるのはどちらか」

という感覚も大切にしていいと思います。

FEUERHANDとDIETZはどちらも歴史の長いランタンブランド

現在の両ブランドを大まかに整理すると、次のような違いがあります。

比較項目FEUERHANDDIETZ
ブランド発祥ドイツアメリカ
創業1893年1840年
現在の主な生産国ドイツ中国
商品展開Baby Special 276が中心複数サイズを展開
アリス
アリス

FEUERHANDはドイツ製で、DIETZはアメリカのブランドなのに中国製なんですね。

タカシ
タカシ

そうだね。ただ、生産国だけで品質の良し悪しを決めるのはおすすめしないよ。DIETZは昔から生産拠点を移してきたブランドだから、現在のブランド背景の違いとして考えると分かりやすいね。

「ドイツ製だからFEUERHANDの方が上」という比較ではありません。

ブランドの歴史や生産背景は、性能とは別の「そのランタンに魅力を感じる理由」として考えるのがよいでしょう。

【FEUERHAND】1893年にドイツで誕生したブランド

Baby Special 276は現在もドイツで製造されています。

【DIETZ】1840年にアメリカ・ニューヨークで創業したブランド

その後、生産拠点を香港、中国本土へと移しています。

FEUERHAND 276とDIETZ D78の基本性能はよく似ている

DIETZには複数のサイズがあります。

今回はFEUERHAND Baby Special 276とサイズの近いDIETZ D78を比較します。

比較項目FEUERHAND Baby Special 276DIETZ D78
高さ約26.5cm約26.5cm
最大幅約15cm約15cm
重量約530g約470g
タンク容量約340ml約340cc
公称燃焼時間約20時間約20時間
芯約12.5mm12mm(4分芯)
生産国ドイツ中国

こうして並べてみると、かなり似ています。

重量には多少差がありますが、タンク容量や公称燃焼時間はほぼ同じ。

一泊のキャンプで夕方から夜まで使うのであれば、どちらも十分な容量があります。

アリス
アリス

思っていた以上に似ていますね。スペックだけだと決められないかも。

タカシ
タカシ

実際に使っていてもそう感じるよ。だから僕は性能で使い分けるというより、その日の気分で選ぶことが多いね。明るさを求めるならオイルランタンだけに頼らないし。

FEUERHANDとDIETZはどちらが明るい?肉眼ではほぼ差が分からない

アリス
アリス

スペックがほとんど同じなら、明るさも同じなんですか?

タカシ
タカシ

実際に両方を使って比べているけど、肉眼ではほとんど差が分からないよ。少なくとも「こっちの方が明るいから選ぶ」というほどの違いは感じていないね。

FEUERHAND Baby Special 276とDIETZ D78を実際に使い比べていますが、私の場合、肉眼で見た明るさにはほとんど差を感じません。

そのため、明るさを理由にどちらか一方を選ぶ必要はないと思っています。

ただし、オイルランタンは本体だけで明るさや光の見え方が決まるわけではありません。

私もホヤを交換したり、シェードを取り付けたりして使っていますが、こうしたカスタムによって光の広がり方や見え方には多少の違いが出ます。

また、芯の出し方や状態、使用する燃料などによっても炎の状態は変わります。

そのため、

「FEUERHANDとDIETZはまったく同じ明るさ」

と断定するのではなく、

「実際に使い比べた限りでは、肉眼で分かるほどの大きな差は感じない」

というのが、私の結論です。

そもそも、どちらもキャンプサイト全体を明るく照らすためのランタンではありません。

しっかりとした明るさが必要な場所にはLEDランタンを使い、FEUERHANDやDIETZは炎の光や雰囲気を楽しむ。

私はこのように役割を分けて使っています。

約6年使ったFEUERHANDのジンクはどう変化した?

マルチ収納ケース
約6年使用したFEUERHAND Baby Special 276 ジンク

私が購入したFEUERHAND Baby Special 276は、粉体塗装されたカラーモデルではなく亜鉛メッキ仕上げの「ジンク」です。

購入した当時はきれいな金属の質感でしたが、使い始めて比較的早い段階から変色や錆が見られるようになりました。

アリス
アリス

買ってすぐ錆びたら、ちょっとショックかも……。

タカシ
タカシ

新品の状態を保ちたい人なら気になると思う。でも僕は、変色や錆も含めて今の雰囲気が気に入っているよ。

約6年使った現在は、新品のジンクとはかなり違った表情になっています。

傷や変色、錆まで含めて、使った時間が道具に残っていく。

私はそうした経年変化もオイルランタンの魅力だと思っています。

ただし、これは好みが分かれるところです。

新品のきれいな状態をできるだけ維持したい人は、ジンクを選ぶ前にこうした変化が起こる可能性も知っておいた方がいいでしょう。

約6年使っても大きな故障や修理は経験していない

FEUERHAND

FEUERHANDは約6年、DIETZは約3年使用しています。

今のところ、どちらも故障による修理をしたことはありません。

交換しているのは、消耗品である芯くらいです。

アリス
アリス

6年使って修理していないんですか?

タカシ
タカシ

僕が使っている個体ではそうだね。ただし「FEUERHANDなら6年壊れない」という意味ではないから、そこは分けて考えてね。

ハリケーンランタンは構造が比較的シンプルです。

FEUERHAND、DIETZともに替芯やホヤなどの交換部品も販売されています。

長く使うつもりなら、本体価格だけでなく、

  • 替芯を入手できるか
  • ホヤが割れたときに交換できるか
  • バーナーなどの交換部品があるか

といった部分も確認しておくと安心です。

ホヤやシェードを変えるのもオイルランタンの楽しみ

洋燈屋ICHIのホヤとシェードを装着したランタン

私は純正状態のまま使い続けているわけではありません。

現在はホヤを「洋燈屋ICHI」で販売されているものに交換して使っています。

さらに、FEUERHANDとDIETZの両方にシェードを付けることもあります。

アリス
アリス

ホヤまで交換できるんですね。

タカシ
タカシ

ホヤやシェードを変えるだけでも雰囲気が変わるよ。こうやって少しずつ自分好みにしていくのも楽しいんだ。

新品を購入して完成ではなく、使いながら自分好みに変えていける。

これもハリケーンランタンの面白さです。

なお、純正品以外のホヤやシェードなどを使用する場合は、メーカー保証や燃焼への影響についても確認しておきましょう。

自作したレザーのランタンエプロンも使っている

自作ランタンエプロンを装着したFEUERHAND

もうひとつ私が楽しんでいるのが、レザークラフトとの組み合わせです。

FEUERHANDとDIETZの両方に、自分で作ったレザーのランタンエプロンを付けています。

約6年使ったFEUERHANDのジンクには変色や錆があり、そこに使い込んだ革を組み合わせる。

新品のときとは違った表情になっていくところが気に入っています。

アリス
アリス

買ったときより、使ってからの方が格好よくなっていく感じですね。

タカシ
タカシ

そういう楽しみ方が好きな人にはオイルランタンは面白いと思う。革もランタンも、使うほど表情が変わっていくからね。

CampDinnerでは、このランタンエプロンを自作するための型紙も公開しています。

【FEUERHAND・DIETZ用レザーランタンエプロンの作り方】

使う → 経年変化する → カスタムする → また使う

こうした楽しみ方ができることも、私が今でもFEUERHANDとDIETZを使い続けている理由のひとつです。

燃料を間違えた失敗|ホワイトガソリンは使用しない

長く使っていると、失敗もしています。

その中でも危なかったのが、間違えてホワイトガソリンを入れてしまったことです。

アリス
アリス

ランタン用の燃料なら、ホワイトガソリンでも使えるんじゃないんですか?

タカシ
タカシ

そこは絶対に間違えないで。ホワイトガソリンはFEUERHANDのような芯式ハリケーンランタンに使う燃料ではないよ。

ホワイトガソリンは揮発性が高く、FEUERHANDやDIETZのような芯式ハリケーンランタンに使用するのは危険です。

燃料は「燃えるものなら何でもいい」わけではありません。

必ず、そのランタンで指定・推奨されている燃料を確認して使用してください。

キャンプでは、ガソリンランタンやバーナーなど複数の燃焼器具を持って行くこともあります。

複数種類の燃料を持ち運ぶ場合は、容器を間違えないようにすることも大切です。

芯を出しすぎると煤だらけになる

もうひとつ実際にやってしまったのが、芯の出しすぎです。

「もう少し明るくしたい」

と思って芯を出すと、炎も大きくなります。

しかし、出しすぎると煤が大量に発生します。

私もこれでランタンを煤だらけにしました。

特に灯油を使っているときは、芯を出しすぎると煤が出やすいと感じています。

アリス
アリス

暗かったら、とりあえず芯を出せばいいと思っていました。

タカシ
タカシ

僕もそれで失敗したよ。炎が大きくなりすぎたり煤が出たりしたら、芯を少し戻して安定するところに調整しよう。

ここで覚えておきたいのは、

オイルランタンを無理に明るくしようとしないこと。

もっと明るさが必要なら、芯をさらに出すのではなく、LEDランタンなど別の照明を追加した方が実用的です。

FEUERHANDとDIETZでは選べるモデルに違いがある

基本性能は似ていますが、商品展開には違いがあります。

FEUERHANDの代表的なモデルがBaby Special 276です。

定番のジンクに加えて複数のカラーモデルがあり、

「Baby Special 276の形が好きで、仕上げやカラーを選ぶ」

という選び方ができます。

一方、DIETZにはD76・D78・D80・D90など、サイズや形の異なる複数のモデルがあります。

そのため、

「DIETZの中から、自分に合った大きさやデザインを選ぶ」

という楽しみがあります。

アリス
アリス

初めてなら276とD78を比較して、DIETZが気になったら他のサイズも見てみる感じですか?

タカシ
タカシ

それが分かりやすいと思う。DIETZはモデルによってサイズ感がかなり変わるから、ブランドだけで決めずにモデルまで見て選びたいね。

FEUERHANDとDIETZの違いをまとめる

今回比較した内容を整理します。

比較ポイントFEUERHAND Baby Special 276DIETZ D78
サイズ約26.5cm約26.5cm
タンク容量約340ml約340cc
公称燃焼時間約20時間約20時間
ブランド発祥ドイツアメリカ
現在の主な生産国ドイツ中国
モデル展開276が中心複数モデルあり
カラー・仕上げ複数あり複数あり
消耗品・交換部品入手可能入手可能
私の使用期間約6年約3年
修理経験なしなし
主なメンテナンス芯交換など芯交換など
実際の使い分け気分で選択・2台とも使用同左

基本性能だけを見ると、Baby Special 276とD78には大きな差がありません。

違いが見えてくるのは、ブランド背景、モデル展開、デザインや仕上げなどの部分です。

FEUERHANDとDIETZは「どちらが上か」で選ばなくていい

アリス
アリス

ここまで読んでも、結局どっちも欲しくなってきました。

タカシ
タカシ

僕も最初はFEUERHANDだけだったけど、今では両方使っているからね。無理に優劣を決めなくてもいいランタンだと思うよ。

FEUERHANDを約6年、DIETZを約3年使っています。

それでも「こっちだけあればいい」とは思っていません。

その日の気分で使い分けたり、2台ともキャンプへ持って行ったりしています。

FEUERHANDのジンクには変色や錆が出ました。

でも、それも今では気に入っています。

ホヤを交換したり、シェードを付けたり、自分で作ったレザーのランタンエプロンを付けたり。

使いながら少しずつ自分の道具になっていくところに、オイルランタンの面白さがあります。

もちろん、効率よくキャンプサイトを明るくしたいだけならLEDランタンの方が便利です。

それでも夜になるとFEUERHANDやDIETZに火を灯したくなる。

便利だから使うというより、使いたいから使う。

FEUERHANDとDIETZは、そんな楽しみ方ができる定番のオイルランタンだと思います。

初めて選ぶなら、スペックのわずかな違いだけで悩みすぎる必要はありません。

基本性能や価格、交換部品などを確認したうえで、

「このランタンをキャンプで使いたい」

と思える方を選んでみてください。

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